2011年9月6日火曜日

ibec 〜ニューヨークで英語を学ぶ〜

英会話の学習について書きたい。


2007年の9月からNYでibecという英会話学校に通っていた。SONYを退職してこの学校を始められた遠藤氏が考案したibec methodが特徴のNYの英会話学校で日本人の駐在員には人気がある。


ibec methodとは、目を使わず耳を中心とした英会話の学習方法。この学校の売りは、Express Waysという教材を使った授業だ。毎回の授業の予習では、登場人物2人の会話が消されたテキストと会話のCDを使って、繰り返し会話を聞き、その会話を何度もシャドーイング(シャドーイングとは、聞きとった英語のすぐ後について声に出し、影のようについていく練習のこと。)し、最後にその会話をノートに書き出すことが求められる。授業では、その書き取ったものを講師が添削し、各文章をきちんと正しく発音できているか生徒に発音させてチェックをする。発音のチェックと同時に各会話文で出てくる文章の文法も確認することで文法の復習にもなる。


最初は、日本で通っていた英会話学校と違って、普通に会話する時間が少なく、授業ではとにかくオウムのようにCDや先生の発音する本文を繰り返して、発音を厳しく指導されるというのが退屈で予習も大変であったが何ヶ月も続けているうちに会話の中で使われていたフレーズが体にしみこみ、普通に使えるようになっていった。ibecの先生の一人がこの学習方法は言葉の通じないところに行ってsurviveできるようになるには非常にいいと言っていたが、何を言われても何か返せるようになるためには役に立ったと思う。


渡米前に一年間TOEICの予備校や英会話学校に通いTOEICのスコアを890点まで上げることができたものの、スピーキングには全く自信がなかったが、この学校のおかげでリスニング・スピーキングともに上達させることができた。

TOEICスコアを600点から800点まで急上昇させる秘訣

TOEICの点数を上げるにはどうしたらいいのか?と最近友人に相談を受けることが多いのでその対策を紹介する。

答えは簡単。エッセンスイングリッシュスクールに4ヶ月通えばよい。

私が就職活動中は、エントリーシートのTOEICの点数は645点と決して誇れるような点数ではなかった。しかし、内定をもらい仕事が始まる前に将来の留学候補生となることを考え、エッセンスに通い始めたところ最初の2ヶ月で700点台、そしてその2ヶ月後には815点まで点数を伸ばすことができた。

TOEICの点数を伸ばす上でまず考えるべき点は、時間内にいかに多くの問題を解くかということだ。Listening分野はテープの進行にあわせて設問すべてにあたることができるが、Reading分野は毎回最後のほうをかなり残してしまうという人が少なくないはずだ。私も815点取れた時でも実はReading分野は最後まで終えることはできていなかった。

少しでも多く設問を処理する上で最も大切なことは、テスト中は自分の知的好奇心を捨てること。面白そうだから最後まで読んでみようなんてことは決して考えてはいけない。文章の頭のパラグラフを軽く見た後、設問を見て該当する箇所を間違い探しのように探していくことだけを心がけ設問を解いていけばよい。それでも時間がまだまだ足りないという人は、文章も選別する必要がある。文法問題の一問も長文問題の一問も点数は同じ。最初にすべての文章をざっと眺めて、なるべく文章が短くて設問数が多い問題を優先して解くようにすればよい。この作業は本当に退屈なものだ。しかし、この試験を受験するの目的は、会社や学校に提出するために少しでもいい点を取ることである。割り切って作業を進めるべきだ。

私は、入社して6年ほど英語とは仕事でもプライベートでもまったく接点がなかったため、点数がだいぶ落ちていたと思うが留学前にエッセンスに一年間通い留学直前には890点まで点数を上げることができた。600点から800点まで上げるのとは訳が違い、900点は非常に大きな壁である。その壁に近い点数まで上げることができたのはこの学校での授業が効果が高かったからであろう。

ただし、これらの評価はあくまでTOEICの点数を上げるためのものであってスピーキングとは関係ない。私自身、この学校に通うことでスピーキング能力が上がったとは思わない。あくまでTOEICの点数を上げるためには最高の学校という評価である。

しかしながら、職場や学校で選抜でTOEICが使われるのであればこの学校を利用しての受験を是非おすすめしたい。TOEFLに比べると点数も上げやすく、英語による面接がなければ、TOEICの点数はあなたの英語力をすべて証明してくれるからだ。実際のところほとんどスピーキングができなくても、TOEICで900点くらい取れれば駐在資格有、留学候補など評価を受けることが可能だろう。スピーキングは海外に行ってから学んでも遅くはない。

2011年9月5日月曜日

英語学習の質を高めよう ~ノイズキャンセリングヘッドホン~

ニューヨークに来てはや10ヶ月。電圧、輸送時の振動と原因はよくわからないが、プレーステーション2、PSP、VAIOと電化製品が壊れていく。先日、とうとう愛用のヘッドホンまで急に右耳の音が聞こえなくなってしまった。

私はi-podで毎朝通勤時はニューヨークタイムズ、WSJとニュースをポットキャストで聞き、移動時には常にNHKの徹底トレーニング英会話などの英会話の教材を聞くようにしている。そのため、時間泥棒のゲームは壊れていたほうがいいのかもしれないが、ヘッドホンは英会話学習の必需品である。

私は、ヘッドホンにはこだわりがあって自動巻ができ耳にかけられるタイプのもの以外全く使わない。耳に入れると耳が痛くなるのでi-podも最初からついているものは使わず箱に入れっぱなしである。

そこで、自動巻のヘッドホンをニューヨークで探してみたところ見つからない。日本ではヨドバシ等で普通に売っているのでアマゾンかBEST BUYで手に入ると思いきや全く扱っていないのだ。

どうしたものかと途方に暮れていたところヘッドホンのカテゴリーの中にノイズキャンセリング機能というカテゴリーを発見。私は恥ずかしながら当初ノイズキャンセリングの機能というのは音漏れ防止機能付きのヘッドホンと勘違いしていたがよく説明を見てみると外のノイズを減らしてくれるとのこと。サブウェイに乗ることが多い私にはノイズは大敵であった。正直日頃バスに揺られルーズベルトアイランドの駅に向かう途中はニュースを聞き取ることができていたが、地下鉄に乗るとうるさくてほとんど音が聞こえなくなるため耳に悪いとは思いつつ音を最大にして聞いていたものだった。そこでソニーのノイズキャンセリングのヘッドホンを買ってみた。

SONY ノイズキャンセリングヘッドホン ブラック MDR-NC22 B

Amazon.co.jp

買う前の心配としては音が全く聞こえなって道を歩いていて車が近寄ってきてても気づかず引かれたりするかもと思っていたがそとの音も適度に聞こえつつ今までの音量でもだいぶクリアーに聞こえるようになった。また、他の使い方として音を流さずにノイズキャンセリングの機能をオンにして耳栓代わりにも使える。私は予定の合間はスタバ等カフェに入って勉強していることが多いが、この機能を使うことで少々うるさいところでも集中できるようになった。カナル式という耳に入れるタイプのヘッドホンには抵抗を感じていたが、使ってみるとそれほど違和感もなく今のところ耳が痛くなることもない。

一日通勤時間の30分でも英語のリスニングに使えば平日5日間として2時間半英語の勉強ができることになる。もちろんノイズキャンセリングのヘッドホンは通常のものよりは高いが、毎日の移動時間を少しくらいうるさくてもリスニング学習の時間として効果的に活用できるようにするための投資と考えれば十分に元がとれる金額である。是非おすすめしたい。